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県生協連ニュース

2016/01/15

「日本生協連2015年全国政策討論集会」参加報告
〜全国109生協・団体など440名参加 岩手から5名参加〜

 

 日本生協連(渋谷区渋谷)とコープ共済連(渋谷区千駄ヶ谷)は、1月12日〜13日の2日間、都内の都市センターホテル(千代田区)において、109生協・連合会・友誼・関連団体・関係会社など約440人(含む事務局)の参加をえて、「2016年全国政策討論集会」を開催しました。この集会は、「2020年ビジョンまとめと2015年度活動方針」と「全国共済生協の2014年事業報告と2015年度事業計画」をテーマに開催されました。岩手県からは県生協連の加藤善正会長理事はじめ、いわて生協の飯塚明彦理事長・内澤祥子副理事長・金子敏明専務理事・反町久美常務理事ら5名が参加しました。

※この集会は、毎年1月に、全国の生協の役員・幹部職員参加のもとに、次年度の各生協の事業計画・方針策定に向け、情勢や課題についての共通認識を持つことを目的に開催されるものです。

▲主催者挨拶:浅田克己代表理事会長 ▲満席の会場の様子

 浅田克己日本生協連代表理事会長は、冒頭の主催者挨拶において「昨年の台風18号による水害の被害を受けられた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、東日本大震災の復興に向けた支援と被災地の特産物(とくに福島県産)の取扱い、震災を風化させない取組みの継続、各地に広がる見守り協定の締結拡大、助け合いの組織として地域に寄り添いながら安心して暮らせる地域社会づくりへの参加に取り組んでまいりましょう」と述べました。

 次に基調報告として、日本生協連の嶋田裕之代表理事専務が「2020年ビジョンの前半期(2011年〜2015年)の到達点と課題、第2期中期方針の重点課題、コープ商品のブランド刷新の状況と今後の課題などについて」報告しました。続いて、コープ共済連の荻原多加資専務理事が、特別報告「共済分野における中期計画(共済中計2018)について」を報告し、全体討論に移りました。全体討論では、5名の女性を含む16名が活発に発言、県生協連の加藤善正会長理事がビジョンの情勢の捉え方を補強・豊富化する発言をしました。最後に、これらを受けて嶋田専務理事が発言者の内容に丁寧に答えながら「討論のまとめ」を行いました。

▲基調報告・まとめ:嶋田裕之代表理事専務 ▲特別報告:荻原専務理事

<開催概要>第1日目:全体会(夜:3生協連合同賀詞交歓会) 第2日目:分科会

全体討論で加藤善正会長理事など16人が発言、うち5人は女性の組合員理事・役員。

 全体会は、「2020年ビジョンの前半期(2011年〜2015年)の到達点と課題、第2期中期方針の重点課題」と「共済分野における中期計画」に関連し、内容を豊富化する活発な発言が16人からありました。情勢認識に関連し、この間の安倍政権による平和を根底から危うくさせかねない政治・社会・経済における格差の拡大と憲法を順守させる大切さの指摘、コープ商品を軸とした、全国と各地の多彩な取り組み、店舗事業が黒字化してきた取組み、終戦70年を機に当時の映画作りや戦跡地巡りによる平和の取組み、「地域見守り協定」など、地域連携による宅配事業への新しい試み、自治体・各種生協と協同した地域包括ケアによる安心して住める地域づくりと生活支援事業の取り組み、自治体と提携した「子育て支援と子育てにやさしい地域づくり」の取組み、台風など自然災害の被害で改めて確認された共済事業を日常活動の中で展開する大切さなどをテーマとする発言が続きました。中でも、日本生協連・全国生協・専門家の協力で進めた「毎日の食事の調査(700世帯)」が世界的に注目されたこと、とにかく福島に来て現地を見ることこそ震災を風化させないこと、と訴えたふくしまコープの発言に会場から温かい拍手が送られました。

▲発言する加藤善正会長理事 ▲会場の様子

加藤善正会長理事の発言概要(全文)はこちら【PDF:154KB】

3生協連合会合同賀詞交歓会に厚生労働大臣など1,100名超が出席

 第一日目終了後、付近のニューオータニホテルにおいて、日本生協連・コープ共済連・医療福祉生協連による「2016年合同賀詞交歓会」が開催され、出席者たちはそちらにも参加しました。賀詞交歓会には、塩崎恭久厚生労働大臣をはじめ、衆・参議員、政財界、取引先、協同組合、友誼団体など各界・各層から1,100名超が参加し、岩手からの参加者たちも県出身の国会議員や各界各層の方々と懇談を深めました。

3つの分科会のテーマ:2020年ビジョン「アクションプラン1」〜「アクションプラン5」

昨年より一つ増えた2つのワークショップ形式での運営:第1分科会と第2分科会

第2日目の分科会は、第1分科会と第2分科会は、ワークショップ形式で、第3分科会はパネルディスカッション形式で開催されました。岩手県からは、第1分科会に内澤副理事長、第2分科会に加藤会長理事・反町常務理事、第3分科会に飯塚理事長・金子専務理事が参加しました。

(1)第1分科会:「お互いを知ろう」「ふだんのくらしへのやくだちについて語り合おう」(約100名)

▲第1分科会のオリエンテーションの様子 ▲グループ討議(左から3人目:内澤副理事長)

(2)第2分科会:テーマ「地域づくりの取り組み事例を知ろう」 (約130名参加)

話題提供(1):「3つのネットワークによる地域づくりの取組み」福井県民生協 武生正人理事長

話題提供(2):「安心してくらせる地域づくりへの参加」 石川県生協連 青海万里子専務理事

話題提供(3):「地域と連帯『食育』のとりくみ」 いばらきコープ 羽田幸子組合員理事

(3)第3分科会:パネルディスカッション形式 (約130名参加)

テーマ:「元気な組織と健全な経営づくり」「」さらなる連帯の推進と活動基盤整理」「未来を担う人材確保と育成」など

▲第2分科会の様子(ワークショップ形式) ▲第3分科会の様子(パネルディスカッション)

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019-684-2225