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県生協連ニュース

2015/01/13

岩手県生協連「2014年度 協同組合講座」報告

〜県内の9生協の役職員など65人が出席〜

 

 岩手県生協連(滝沢市)は、12月12日、「2014年度協同組合講座」を、県内の9生協の役職員65人の参加をえて開催しました。この講座は、毎年、県内の生協の役職員(組合員リーダーも含める)を対象に、社会の問題の原因・本質を明らかにして、協同組合の存在意義や使命を学び、生協としてどう実践を広げその使命や期待にこたえるべきかを考えることを目的に開催するものです。

 今回は、貧困が拡大し、人口の減少や超高齢化の進行、孤立などの問題が広がる現代社会において、生協の果たすべき役割や期待されていることについて考えました。

▲講師:金城学院大学 朝倉美江教授 ▲会場の様子

◇学習講演:「協同組合がつくる新しい生き方と地域再生

−貧困・格差、人口減少、超高齢社会における生協の役割を考える」 (要点抜粋)

講師:金城学院大学 朝倉美江教授事

  • 組合員だけが安心でいいのか?
  • 世界に例のない超高速高齢化へ。
  • 戦後の高齢化社会への対応と生協の取り組み。
  • 施設中心から地域福祉へ。
  • 福祉とは何か、協同組合がなぜ 福祉に取り組むか?
  • 現代社会の状況と今後の政策。
  • みんなが暮らしやすい社会を生協や協同組合でつくろう!

※朝倉美江教授は最後に、「私たちが暮らしやすいコミュニティをつくる。そのことがやはり協同組合の価値であり、私たちはそのことに一人のメンバーとして関わることができる。厳しい社会ではあるが、足元から変わりつつあると信じ、次の世代に一人ひとりが大切にされる社会を残せるようなメンバーでありたいし、みなさんもそうあってほしいと思う」と結びました。

◇グループ討議:感想と意見交流

□テーマ(1):自分の生協が果たすべき役割や期待されていること、取り組むべきこと

  • 今まで組合員のためにやってきたが、それだけでなく地域の人のためにもやらなければならない。自分の住んでいる地域の人の声をも形にしていきたい。
  • 元気なうちから助け合い、高齢者も若いお母さんも助けられるようにすること。
  • 地域のコミュニティを広げていき、生協の活動を知ってもらうこと。
  • 生協の本質(社会全体の安全安心)を知ってもらうこと。

□テーマ(2):県内の生協が力をあわせ、今後どのような役割を果たすべきか?

  • その前に他生協がどのような事業・活動をしているのかの交流が必要。
  • 世代を超えて一堂に集まれる場づくり。
  • 協同の施設づくり(例えば夕食宅配事業を委託せず生協の施設で作り病院などへも協力できる大きな事業)。
  • 生協で「コンパクトシティ」が作れるとよい。

□参加者からの感想(一部を抜粋紹介)

  • 「生協だけでなく他団体と協力して地域コミュニティを維持しなければならないと思った」
  • 「生協としてやるべきことが見えた。地域に根ざした生協でありたい」
  • 「生協全体で一緒になって取り組むことが大切だと思う」
▲グループ討議の様子▲

<問合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225