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県生協連ニュース

10/11/29

岩手県生協連は「11・17緊急灯油集会」を開催しました
〜円高差益を還元して!安心して冬を迎えたい!〜

 

 岩手県生協連(岩手郡滝沢村、加藤善正会長理事)といわて生協をはじめ各地の生協は、「円高差益を還元させよう!11・17緊急灯油集会」を、2010年11月17日、盛岡市内のサンビルにおいて、約140人の組合員・市民の参加のもとに開催しました。この集会は、「円高差益を還元させ、灯油の適正価格と安定供給を求める」主旨で開催したもので、加藤善正県生協連会長理事から「この間円高が続いているにも関わらず差益が還元されていないばかりか、石油元売り会社は灯油を値上げしており、県民の暮らしは圧迫されている」ことが報告されました。続いて各生協から消費者の怒りの声が発表された後、いわて生協の菊地靖専務理事が「11月22日から12月25日までの生協の灯油配達価格を1リットル77円(税込)と18リットル1,380円とします」と提案しました。最後に「灯油の適正価格(円高差益還元も含め)と安定供給を求め、福祉灯油の実施と拡充を求める」決議を採択した後、参加者たちは市内の目抜き通りを行進し「円高差益の還元と福祉灯油の実施」を県民にアピールしました。また、岩手県生協連と各生協の代表は、11月19日に、県庁を訪れ、集会決議を元にした要請書「灯油の適正価格と安定供給にむけ県としての役割を発揮してください」を岩手県議会に提出しました。

県議会に提出した「要請書」はこちら(PDF 79 KB)

▲緊急集会の様子 ▲県議会議長への要請の様子

「円高差益を還元して!安心して冬を迎えたい!」切実な声がたくさん寄せられました

集会では、県学校生協、盛岡医療生協、いわて生協の組合員たちから、怒りの声が報告されました。また、円高差益の還元を求める声はたくさん寄せられています。その一部を紹介します。

  • 「冬になると灯油代がかかるので、共同購入の注文を控えなければならないです。少しでも安くしてほしいです」(50代主婦)。「給料は下がる一方なのに、灯油価格は1,300円前後が当たり前でとても家計はきびしい。なんとかもう少し安く、安定した価格にして欲しい」(50代女性)。
  • 「15年ぶりに円高になっているのに、灯油価格が安くなっていない、これは変です!これから寒さがきびしくなってくるし、くらしも苦しくなるばかりです。少しでも私たちの暮らしに還元されるべきです」(40代女性)。
  • 「一人暮らしの年金生活者です。年金の中から冬の灯油代はとても大変です。“福祉灯油”を今年は実現してほしいです。もちろん福祉灯油だけでは冬は乗り切れませんが…。少しは楽になります。お願いします」(80代女性)。

灯油価格に対する消費者の声はこちら(PDF 93 KB)

▲いわて生協の「声」の報告 ▲医療生協の「声」の報告 ▲学校生協「声」の報告
▲生協灯油価格の提案 ▲決議文の提案(拍手で採択)
▲商店街をアピール行進する様子▲

●東北6県の生協連「灯油価格の適正化を」東北経済産業局に要請

東北地区の6県の県生協連代表8人は、11月17日、東北経済産業局(仙台市)を訪れ、今野巧資源・燃料課長に「今冬の灯油の安定供給と適正価格形成を求める要請書」を提出しました。また、この要請書は、石油元売り大手2社の東北支店にも提出しました。要請主旨は「円高差益が灯油の卸値に反映されないどころか、昨年より高いのはおかしい。灯油の値上がりは、私たちの暮らしを圧迫しています。行政は早急に対策を打ってください。また、灯油購入費への助成を実現してください」というものです。岩手県生協連を代表して、いわて生協の磯田朋子理事が要請行動に参加し、要請書を今野資源・燃料課長にお渡ししました。

河北新報社HPのWebニュースはこちら(2010年11月18日掲載)

<問い合わせ先>

岩手県生協連 事務局 電話:019−684−2225