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県生協連ニュース

08/07/10

地産地消いわて協同組合協議会の第5回総会が開催されました
テーマ「世界の食料事情から、地産地消を考える・促進する」
〜「第86回国際協同組合デー岩手県集会」も併催〜
 

 地産地消運動を促進する岩手県協同組合協議会(略称:地産地消いわて協同組合協議会、事務局:JA岩手県中央会・岩手県生協連)では、2008年7月3日、今年度で5回目となる「2008年度総会」を開催しました。総会には、構成10団体の14人の代表など19人が出席しました。

 今総会では、世界の食料をめぐる状況が根底から変わってきていること、日本の食料輸入が、世界の貧しい国の貧しい人々の食べ物を奪い、食料暴動や栄養失調・飢餓・餓死という犠牲の上に成り立っていることも明らかになりつつある一方、日本の農業・農村の衰退は危機的様相を見せ、食の安全・安心も大きく揺らいでいることから、今年度協議会では、「世界の食料事情から、地産地消を考える・促進する」をテーマに学習を中心に活動を展開することなどを協議し確認しました。出席者からは、「地産地消が世界の飢えを満たすことを明確にしながら取り組むこと」、「原油の異常高騰に対して生産者・消費者の枠を超え、協同組合が共同で行動を起こすこと」などが提起されました。

「第86回国際協同組合デー岩手県集会」を併催し、記念講演会を実施
〜「激変する世界の食料事情と協同組合の使命」 講師:村田武愛媛大学特命教授〜

 引き続いて、設立4周年記念講演会を「第86回国際協同組合デー岩手県集会」と併せて開催しました。講演会には、HPやチラシなどで広く参加を呼びかけたことから、一般の方や協議会構成団体など約130人の参加がありました。

 「激変する世界の食料事情と協同組合の使命」と題する、村田武愛媛大学特命教授の講演は、様変わりする世界農業・食糧問題、それに対応できる、日本の農業・食料政策のあり方などについて、具体的で分かりやすく示唆に富んだ内容でした。特に、最後に、村田教授は「協同組合のアイデンティティ≪第7原則・地域社会への関与≫をそれぞれの団体が各々の地域でこの関与の内容を具体化し、本気になって追求することを期待します」と締めくくられました。

1980年、ICA(国際協同組合同盟)はレイドロー博士(カナダ)の「2000年における協同組合」の中で、「世界の飢えを満たすこと」を世界の協同組合の第一優先課題と決議したこと。
 
地産地消運動の意義をさらに深め、大きな広がりを確実に推進しよう
 今回、総会と記念講演会を主催した事務局では、改めて、今日の世界の食料事情を見るときに、私たち協同組合運動に携わるすべての者たちが、もう一度、協同組合のアイデンティティ(存在意義)・ミッション(使命)を再発見することが求められているのではないかと考えます。また、みんなで進めている地産地消運動も、こうした世界的な視野でその意義をさらに深めて、大きな広がりを確実に推進していくことの大切さを感じさせられました。

<問い合わせ先>
 
岩手県協同組合間提携協議会 事務局:JA岩手県中央会 岩手県生協連 TEL019−684−2225